ガンショップ天龍では、様々な種類のモデルガンやエアーガンを数多く取揃えております。
ここでは、モデルガンや電動ガン・ガスガン・エアコッキングガンをご紹介いたします。
モデルガンとは
一般的には、銃の形状をした玩具が「モデルガン」と呼ばれていますが、私たちの業界では、BB弾を発射する機構を備えている「エアーガン」と区別するために、BB弾を発射できないものを「モデルガン」と呼んでいます。
モデルガンの中には、専用のキャップ火薬を使用して火花や音、ブローバックアクションなどを楽しむことができる「発火モデル」や、実銃同様の構造を徹底的に再現し、実弾と同じサイズのダミーカートリッジの装填が可能な「ダミーカートモデル」などがあります。
※いずれも悪用を防止するために、モデルガンならではの安全対策が講じられています。
電動ガンとは
電動ガンとは、電気モーターを利用して、スプリング式エアーガンのバネを引く作業を自動化したエアーガンのことをいいます。発射するための動作のほとんどが自動化されていることが特徴で、電源バッテリーがあればバネを引く動作も不要。トリガーを引くだけで発射でき、フルオート連射も可能です。
電動ガンの特徴
【メリット】
- 連射しても一定のパワーが発揮できる
- 電動ガンは、BB弾を1発発射するごとに1回の圧縮空気を使用します。そのため、連射しても一定のパワーが発揮できるというメリットがあります。
- 発射・連射が簡単にできる
- トリガーを引くだけで発射・連射ができる手軽さも人気の理由です。
【デメリット】
- 電源が必要
- 電動ガンを発射するために電源が必要となるため、サバイバルゲームの途中で電源が切れた場合は、発射できなくなってしまいます。
- こまめなメンテナンスが必要
- 精密なギア(歯車)を備えた機械を、強力なモーターで駆動させているので、摩耗や破損にも気を配らなくてはなりません。潤滑や清掃など、こまめにメンテナンスを行う必要があります。
電動ガンの種類
- 【電動ガン】
- 一般的に、株式会社東京マルイによって初めて開発された時の基本構造を持つものが「電動ガン」と呼ばれています。ただし、その後、派生型(電動ハンドガンなど)が開発されたことにより、それらと区別するために「スタンダード電動ガン」「従来型電動ガン」などと呼ばれることもあります。
発射機構を収めるためのメカボックスのサイズは、アサルトライフルのレシーバーに準じて設計されているため、M4/M16シリーズやMP5シリーズなどのある程度大きさがある銃をモデルにした製品が発売されています。 - 【電動ハンドガン】
- 電動ガンの発射メカニズムがハンドガンの形状に収められた製品です。従来の電動ガンよりも小型化したメカボックスが搭載されています。
ハンドガンのサイズでありながら、電動ガンならではの「フルオート連射」と「安定したパワー」が得られることが最大の魅力です。ガスブローバックガンと比べて、ギミックやアクションのリアリティは劣りますが、発射性能に優れているため、サバイバルゲームなどのシューティング目的で人気の高い製品です。 - 【電動コンパクトマシンガン】
- サブマシンガンクラスのモデルで、電動ハンドガンの機構をベースに開発された製品です。
- 【次世代電動ガン】
- 従来の電動ガンにはなかった「リコイルアクション(ブローバック)」が追加され、より迫力のあるシューティングが楽しめるようになった電動ガンです。発射機構は、従来型電動ガンの基本構造をベースにしているので、サバイバルゲーム等のシューティング目的でも安定した射撃が楽しめます。
電動ガンの周辺機器
- 【バッテリー】
- 電動ガンを駆動させるための電源となる充電池のことです。電池の種類やサイズなど様々なタイプが発売されており、電動ガン本体に合わせて選ぶことができます。そのため、ほとんどの製品が本体とは別売となっています。バッテリーを選ぶ際は必ず、モデルに対応した適切なバッテリーをお選びください。電圧や電池性能によっては、電動ガンへの負荷が大きすぎて故障させてしまう場合もあります。
ガスガンとは
「エアーガン」のうち、BB弾を発射させる際に、空気ではなく圧縮ガスが吹き出す力を利用したものを、総称して「ガスガン」と呼びます。
ガスガンの基本構造
エアーガン専用のガスボンベから、圧縮されたままのガスを銃にあるタンクに注入し、発射する度に少しずつガスを噴出させます。ガスの密閉・噴出には「バルブ」を利用しています。
ガスガンの特徴
【メリット】
- リアリティを追求できる
- 「ガスタンクの形状が自由であること」「バルブなどの部品を小型化できること」などの理由から、ハンドガンを中心に、リアリティにこだわった製品が数多く発売されています。
また、バルブを叩く(バルブを開く)動作が、実銃の発射動作(ファイアリングピン)と似ており、ガス放出機構以外の部分を実銃どおりに再現可能な点も魅力です。 - 発射準備の動作が不要
- 常に膨張しようとするガスの圧力を利用しているため、エアコッキング式(スプリング式)エアーガンのように、発射前に空気を圧縮する動作の必要がありません。発射の際に必要なのは、バルブを叩くためのスプリング(ハンマースプリングなど)を起こす動作のみです。
【デメリット】
- 発射に必要なガスは消耗品なので再利用できない
- ガスガンの発射には圧縮ガスが必要です。しかし、発射の度に空気中に放出されるガスは、BB弾と違って回収できません。ガスタンク内に注入した圧縮ガスは使い捨ての消耗品となります。
- 「常温」での使用が条件とされている
- 圧縮ガスが膨張する圧力は、温度によって変化します。圧力は冷えると下がり、温まると上がります。そのため、ガスガンを使用する際は、ガスタンク内部の温度が25℃前後の「常温」であることが条件とされています。
また、ガスタンク内部の温度は、圧力によっても変化します。連射すると急激にガスタンクが冷えるのはこのためなのです。こういったことから、一般的にガスガンは「冬に弱く、連射に不向きである」といわれています。
ガスガンの種類
- 【ガスブローバックガン】
- 現在発売されているガスガンの中で主流となっているのがこのタイプです。ガスの圧力を「BB弾の発射」と「ブローバックアクション」の両方に利用しているのが特徴で、実銃さながらの迫力と動作ギミックを再現しています。
発射と次弾装填までを自動で行うオートマチックの構造がリアルに再現されており、火薬が必要なモデルガンよりも手軽にリアリティを楽しめる点がポイントとなっています。 - 【フィクスドガスガン】
- 「固定スライド」とも呼ばれるモデルで、オートマチックピストルを模したモデルの中で、ブローバック機構を持たないタイプのものです。
発射機構の機械音がほぼなく、ガスは発射にのみ使用されるため消費が少ないなどの理由から、サバイバルゲームでサイレンサーと併用して利用されています。 - 【ガスリボルバー】
- ガスガンの機構は、リボルバータイプのピストルを再現するのに多く用いられています。一般的には、ガスタンクはグリップの中に収められており、ハンマーがバルブを叩き、シリンダーにガスを放出するといった構造になっています。
- 【ガスボルトアクション】
- スナイパーライフルを模したモデルで数多く採用されているものです。コッキングする動作は実銃同様にハンマーを起こすだけの軽い操作のみで、エアコッキングライフルよりもリアリティを追求したものとなっています。
ガスガンの取扱い注意点
- 必ずガスガン専用のガスボンベを使用してください。
- ライター用、カセットコンロ用、冷媒など、ガスガン専用以外のボンベは絶対に使用しないでください。事故の原因になるのは当然のこと、正常な性能が発揮できないばかりか、ガスの成分によって製品が急激に劣化する場合があります。専用ガス以外を使うことには一切メリットがありません。
エアコッキングガンとは
エアコッキングガンは、圧縮した空気を使ってBB弾を発射するエアーガンの中で、最も単純な構造のエアーガンです。銃の内部に「注射器」のようなシリンダーとピストンがあり、ピストンをバネで勢いよく押し込むことにより、空気を圧縮します。そのため、発射する前の準備として、スプリングを手動で縮める作業(コッキング)が必要となります。
構造が単純なため、低価格なエアーガンに多く採用されていますが、一発ずつ発射するスナイパーモデルのボルトアクションライフルなど、本格的な製品でも採用されています。
「エアコッキング式」とは他の方式と区別するための名称で、そのほか「エアコキ」「コッキング」「ガシャポン(ガシャっと引いてポンと撃つ動作から)」などと呼ばれる場合もあります。
また、この方式のコッキング操作を自動化し、進化させたものが電動ガンです。